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【F1】角田裕毅はベルギーGP最後方スタートでもあきらめない 名物「スパウェザー」を味方にできるか (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【フリー走行から決勝特化のプログラム】

 前回のハンガリーGPの予選で激しいクラッシュをし、現在もまだ、そのパワーユニットはHRC Sakuraで慎重な調査が続けられている。もしそのパワーユニットが使用不可能となれば、残り3基でシーズン末まで戦うために、出力をやや抑えての戦いを強いられる。

 どこかで5基目を投入してペナルティを受けるなら、オーバーテイクが最も容易なスパ・フランコルシャンで、というのは過去何年にもわたる定石だ。だから同様に、マックス・フェルスタッペンも今回5基目のICE(内燃機関エンジン)を投入して10グリッド降格ペナルティを消化する。スパでの10グリッドは、ほかのどこよりも軽微で済むという言い方もできる。

 とはいえ、上位グリッドが狙えるフェルスタッペンに比べて、Q3に行けるかどうかという角田では置かれた状況が違い、最後方からのスタートは避けられない。

 そのため角田は、完全に「決勝特化」のプログラムをフリー走行からこなしていくことになる。予選のことは考えず、決勝で抜いて上がってこられるマシンづくりだけに専念できるとも言える。

「今週末は、ふだんとは少し違うアプローチを採ります。ここはいつも天候がトリッキーですので、天候を味方につけたいですね。もしドライコンディションで十分な速さがあれば、雨を期待する必要もないでしょうけど、もし速くなければシルバーストンの時のように雨を期待するしかない。でも、去年はドライで普通にポイントが獲れましたからね」

 天候が不安定な週末は、チームにとってもマシンセットアップの面で難しい。そしてパワーユニットを運用するホンダにとっても、それは同じだ。

「決勝までドライ走行がないと、シミュレーションと過去の経験値で進めるしかないので、けっこう大変です。PU自体が3年間変わっていないので大きく外すことはないと思いますが、今は細かいところで競っているので、難しいですね」(折原トラックサイドゼネラルマネージャー)

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