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角田裕毅の来季シートはどうなる? レッドブルはペレスと契約延長「彼らが僕を必要としないなら...」 (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【ペレスと契約延長を決めた「オトナ」の理由】

 そしてレースでも抜群のタイヤマネージメントと、抜く時には抜くというバトルマネージメントを見せる。無線で苛立ちを爆発させることもなくなり、それがレースを通しての集中力維持とペース維持につながっている。

 その結果、予選では8戦中5戦で中団グループ最上位のグリッドを獲得し、決勝でも8戦中5回の中団最上位フィニッシュを果たしている。多くの場合においてハース勢との戦いになっているが、そのハースが常にターゲットに据えているのは、もちろんRBの角田だ。

 角田自身としては、置かれた状況と与えられたマシンのなかで、ドライバーとしてやれるだけのことはすべてやり尽くしていると言える。

 それでもレッドブルは、角田を昇格させるのではなく、セルジオ・ペレスとの2年間の契約延長を決めた。

 もちろんその背景には、パフォーマンスだけではなく、ダブルタイトルを確実に獲るためのチームプレーといった戦略的な理由や、中南米市場を視野に入れたレッドブル本社のビジネス的な理由など、さまざまな理由がある。角田の起用に関しては、2025年かぎりでホンダとの関係が終了するという背景もある。

 つまり、誰が見てもこれ以上ないほどの最大限のパフォーマンスを角田が発揮しても昇格がない状況なので、あきらめもつく。

 実際のところ、角田自身もレッドブルジュニア出身のドライバーとしてレッドブル昇格が目標であるという姿勢を見せてはいたが、その可能性が決して高くないこともわかっていた。それは、角田がどうということではなく、2020年末にアレクサンダー・アルボンに代えてペレスを起用した時から、このチームの一貫した姿勢だ。

 モナコGPを前に、角田は次のように語っていた。

「僕はレッドブルグループの一員なので、まずはレッドブル昇格というのが目標になります。レッドブルとホンダの存在なくして今の僕はあり得なかったわけですし、彼らに対しては強い忠誠心を持っています。

 でも、彼らが僕を必要としないとか、レッドブル昇格を考えていないなら、他チームからオファーがあるとすれば、そのほうがRBやレッドブルよりも興味深い選択肢になるかもしれませんし、考慮します。

 ホンダという意味では、アストンマーティンもすでに2席が埋まってしまっています。なので僕としては、とてもオープンなマインドではいますが、現状ではRBに満足しています」

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