堂本光一「アイルトン・セナは僕のアイドル」伝説のレースに大興奮した少年時代を語る (2ページ目)
【ホンダを叱咤激励も...勝利への執念に感動】
セナが亡くなってからたくさんのドライバーが登場し、ミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンなどを僕は好きになり、応援してきました。でも僕のなかでセナは特別な存在です。うまい言葉で言い表すことができませんが、僕にとってのアイドルなんですよね。憧れであり、僕をF1好きにさせた存在ですから。
セナの速さは誰もが認めるところだと思いますが、カリスマ性もありました。どこかもの悲しげな雰囲気を漂わせていながらも、時にはマクラーレン時代のチームメイトだったゲルハルト・ベルガーといたずらをしてはっちゃけた姿もあり、セナというキャラクターが愛される存在でした。
ホンダエンジンで走っていたこともありますが、ファンが勝手にセナに対して思いを乗せて応援していました。今はそういう存在のドライバーはいませんよね。
時代もあったと思います。それこそ常々言っていますが、現代のドライバーは行動やコメントも優等生であることを求められます。今では考えられませんが、当時のセナは公の場で「ホンダのエンジンは使えない。もっとパワーが必要だ」と批判して、ホンダのスタッフを叱咤激励していました。
勝利のためには限界まで力を尽くす姿にも、僕は憧れました。セナは勝つためには時には手段を選ばず、ライバルにマシンをぶつけることもありました。
「汚い手を使ってまで勝ちたいのか」と非難されたこともありましたが、僕はむしろそこまで純粋に勝利を追求する姿に感動しました。そこまでやったからこそ、セナは偉大なチャンピオンになれたし、亡くなって30年経った今でも多くの人に愛されているのだと思います。こういうドライバーはあとにも先にも出てこないと思います。
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