角田裕毅にスペインGPで再び「奇跡のようなレース」を期待! 今年は攻めるべき時は攻め、守るべき時は守り、最後にポイントを拾い上げる (2ページ目)
【バルセロナは総合力の勝負】
前戦モナコでは新型フロアとボディワークを投入しAT04をさらに進化させたが、中低速コーナー中心のモナコではその性能を評価するのは難しかった。Q3進出を果たしたが、同じくQ3に進出したアゼルバイジャンと同じく、メカニカル性能による低速コーナーの強みを生かしての結果だったからだ。
第3戦オーストラリアではフロア改良でハードブレーキングから低速コーナーへの進入安定性を改善し、第5戦マイアミではフロントウイングとサイドポッド改良で全体的な空力効率の向上に注力。そして前戦モナコでのフロア刷新により、さらなる空力効率向上を狙ってきた。
ただし角田は、マシン改良はまだまだだと断言する。ドライバーの感触として、コース上でともに走る直近のライバルたちのマシンと比べても劣っている部分がハッキリとわかるからこその指摘だ。
「正直に言って、マシン特性はそれほど大きく改善されているとは思っていません。マシンバランスは悪くないんですが、基本的には最大ダウンフォース量が(ライバルに比べて)かなり不足しているのでコーナーでスライドしますし、ストレートではドラッグが大きすぎます。そこは間違いなく改善が必要な点です。
それと、特に予選パフォーマンスに関して言えば、ブレーキング時にマシンのピッチングが大きく、それによってマシンが不安定になります。決勝ではそこまでブレーキングで攻めることがないので問題になりませんが、そこも将来に向けた改善点(なので今回のアップデートでの改善は見込めない)です」
バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは幅広い速度域のコーナーがあり、マシンの総合力が問われるサーキットと言われてきた。今年は最終シケインがなくなり高速コーナーの連続となったため、100km/hを下回るのは1箇所だけとなって低速域は減った。
だが、それでもこれまでにレースが行なわれてきた6つのサーキットに比べれば、格段に総合力勝負となることは間違いない。
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