2021.09.25

レッドブルが「オールホンダ」でいざ勝負。新技術投入でロシア初勝利なるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by BOOZY

「正直言って僕らとしてもまだクエスチョンマークはたくさんあるし、今週末の流れのなかでどうなるか、どのくらいコンペティティブかということも見たうえで判断する必要があると思う。まだ何も完全には決定していないよ」(フェルスタッペン)

 2018年のロシアGPでは、19番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは5位でフィニッシュしている。

 しかし、モンツァで直面したように中団グループとの実力差は小さくなり、そう易々とオーバーテイクができる環境でもなくなってきている。

「僕としては後方から追い上げていくレースでも構わないし、それでいい結果が手に入れられるとも思っている。ただ、今は中団グループのチームがコンペティティブすぎて、セーフティカーなどの波乱もなく上位まで挽回してくるには相当なファイトが必要になる。

 それに、オーバーテイクがかなり難しいから、モンツァのようなサーキットでは同じようなパフォーマンスのマシン同士では追い抜きはかなり困難になる。楽な展開にはならないだろうね」

 イタリアGPでは、タイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトンとの接触という後味の悪い結末となった。だが、フェルスタッペンはアグレッシブなスタイルを変えるつもりはないと断言する。

「それはどちらにも転びうると思うし、バトルをしているのは僕だけではないしね。(ペナルティの裁定は)空港に向かっている途中に聞いたんだけど、ちょっと驚いたよ。

 でも結局のところ、スチュワードの裁定がそうだったということで、僕が同意するもしないもないし、僕には僕の見方がある。もちろん、ペナルティは理想的ではないけど、すべてが終わりというわけではない。とにかく前を向いて最大限のレースをするしかないね」

 アグレッシブであることは、何ら責められることではない。

 しかし、ルールを逸脱すればそれはただの無法者であり、もしフェルスタッペンがスチュワードの裁定に同意しないと言ってルールと向き合うことを拒否するのであれば、また同じことが起きる可能性は高いだろう。ほかのドライバーたちとは違うルールで走るということなのだから。