角田裕毅はミスを猛省。レッドブル・ホンダは今季初勝利で手応え十分

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by BOOZY

「去年と比べるとメルセデスAMGとの差は、追いかける我々からすれば前が見えてきている感があります。開幕戦でポールポジションを獲り、今回は優勝ということで、非常に拮抗した戦闘力のレベルまで来ることができたかなと思います」

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは、メルセデスAMGと戦えるという手応えをしっかりと掴んでいる。

 だが、もちろん手綱は緩めず、勝って兜(かぶと)の緒を締めて、残り21戦のラストシーズンを悔いなく戦い抜くつもりだ。

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「2戦目にして勝てたのは、気持ちとしては非常に明るくなれる結果です。しかしまだ2戦目でしかありません。我々はやるからには、毎回勝つんだという気持ちで戦っています。最善を尽くし、ミスのない作業と持てるものを最大限に引き出すのが我々の使命ですから、気持ちはこれまでと変わりません」

 レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンが、初めてタイトル争いに名乗りを挙げた。長い、長いシーズンの戦いは、まだ始まったばかりだ。

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