山﨑武司、清水宏保も。モータースポーツに挑戦する世界の一流アスリート
スケート選手を引退後、17年にトヨタの小型車ヴィッツのワンメイクレースに参戦。着実に経験を積み重ね、19年からは山﨑と同様に「GAZOO Racing 86/BRZ Race」クラブマンシリーズにステップアップ。今季の参戦体制については、近く発表予定だという。
女子プロゴルファーの下村真由美はホンダの軽自動車N-ONEによるワンメイクレース「N-ONE OWNER'S CUP」に参戦。07年からプロゴルファーとして活躍する下村は、自身のトレーナーがレーシングドライバーも見ていたという縁で、たまたま招待されたスーパーGTを観戦。初めて見たレースに衝撃を受け、挑戦したいと思ったという。
下村のデビューシーズンのポイント獲得は2回だったが、21年も引き続き「N-ONE OWNER'S CUP」にエントリーをしており、開幕戦から元気な走りを見せている。
海外へ目を向けると、五輪の自転車競技で6個の金メダル、トラックの世界選手権で11個の金メダルを獲得しているイギリス人のクリス・ホイが代表的な存在だ。日本の競輪でも活躍した自転車界のレジェンドは13年に37歳で自転車競技を引退し、モータースポーツの世界に身を投じた。
自転車競技引退後にモータースポーツに挑戦したクリス・ホイ「スピードとチャレンジすることが好きなんだ」と語るクリス・ホイは、ニッサンのサポートを得てイギリスのGT選手権に参戦すると、翌年からはヨーロッパの耐久レースシリーズであるルマン・シリーズに参戦。16年には夢だったというルマン24時間レースにも出場を果たした。その後、電気自動車のフォーミュラEやラリークロスにもチャレンジするなど、現在も幅広く活動する。
2 / 4