2020.11.13

フェルスタッペンが狙う「中身のある」3位。
トルコの名物コーナーに興味津々

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by Boozy

 パッドをつけるくらいなら、首が取れたほうがマシだ。だから今週末もつけない。ターン8は全開でそれほど難しいコーナーではないと思う。ただ、あれだけ長い時間にわたって身体に高いGフォースがかかり続けるわけだから、すごくクールだよ」(フェルスタッペン)

 イスタンブールパークはバラエティに富んだキャラクターで人気が高い。それはマシンパッケージとしての総合力が求められるわけで、そういう意味ではメルセデスAMGの牙城は揺るぎそうにない。

 多彩なバトルが可能なサーキットとはいえ、過去7回の勝者のすべてがフロントロウからのスタートで、そのうち5回はポールポジションから優勝している。つまり総合力が問われるだけに、予選から決勝へと結果は動きにくいということだ。

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはこう説明する。

「高速コーナーもあるし、中速コーナーあるし、シケインもある。ある意味、全部が揃っているサーキットですね。ストレートや低速に偏っているわけでもなく、低中高速コーナーが散りばめられた標準的なサーキットだと思います」

 さらに気になるのは、路面コンディションだ。

 ポルトガルGPの舞台となったアルガルベと同じように、直前に再舗装が行なわれており、路面にはオイルがにじみ出ている。アルガルベでは極めてグリップレベルが低く、週末を通して路面コンディションはほとんど改善しなかった。

 木曜にコースを歩いたアレクサンダー・アルボンも、その点を心配している。

「トラックウォークをしたかぎりでは、路面がすごく汚れていてポルティマオ(ポルトガルGP)を思い出したよ。あの時も新舗装で、走るうちにコンディションは落ち着くだろうと思ったけど、みんなすごくグリップが低いと不満を述べていたよね。

 僕らがここに来る前に、今回はいくらか走行をするという話だった。だけど、あの路面を見るかぎりだと、実際にそうしたのかどうかはわからない。セーフティカーが走っているのを見たけど、かなりスリッパリーな様子だったね」