F1後半戦を中野信治が解説。日本人ドライバーのステップアップにも期待

  • 川原田剛●文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 桜井淳雄●写真 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 ただ彼がF1で勝ち、長く活躍するドライバーになるためには、ホンダだけでなく、日本のさまざまな企業の支援が絶対に必要になってきます。

 (佐藤)琢磨が今でも海外で活動できるのは、人間的な魅力があり、周りを惹きつけ、動かす力があるからです。だから43歳になった今でも現役を続けられ、結果的にインディ500で2度も制覇できました。そういうところを角田には今から身に着けてほしいと思っています。

【プロフィール】 
中野信治(なかの・しんじ) 
1971年生まれ。F1、アメリカのCARTおよびインディカー、ルマン24時間レースなどの国際舞台で長く活躍。現在は日本最高峰のスーパーフォーミュラとスーパーGTに参戦する「TEAM MUGEN(チーム・ムゲン)」の監督を務めながら、SRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)の副校長として若手ドライバーの育成を行なっている。世界各国での豊富なレース経験を生かし、DAZN(ダゾーン)のF1解説も担当。

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