フェルスタッペンの心に火を点けた、メカニックの努力とホンダの心意気 (5ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by Boozy


 もし何事もなく7番グリッドからスタートしていたら、集中力を欠いたフェルスタッペンがここまでの走りを見せていたかどうかはわからない。

 まさしく、チーム全体で勝ち取った2位表彰台だった。

 だが、根本的な問題がまだ解決していないことも忘れてはならない。2週間後のシルバーストンでは、また厳しい戦いが待っているはずだ。タイトル争いの望みは、どんどん厳しくなっていく。

「すでに大きなポイント差をつけられてしまっているけど、僕はあきらめない。間違いなく楽な戦いにはならないだろうけど、今の時点で望みを捨てる必要もない」(フェルスタッペン)

 そのためにも、一刻も早く対策を見つけ出さなければならない。

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