レッドブル・ホンダ地元3連勝へ。
フェルスタッペン「僕らはいいところにいる」

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 レッドブル・リンクにF1サーカスが戻って来た。

 見慣れた豪華なモーターホームはなく、誰もがマスクをして周りとの距離を置いている。パドックには人が少なく、観客スタンドには大きな横断幕が被せられて装飾されている。

パドックでも全員がマスクをして作業をしているパドックでも全員がマスクをして作業をしている それでも木曜にはドライバーたちもサーキット入りして、オンラインサービスを使用したメディア対応が始まり、ようやくF1マシンのコクピットに戻ってレースができる、という喜びと安堵の表情が溢れた。

 レッドブルの両ドライバーは、数百万円をかけて自宅に用意した本格シミュレーターも楽しかったのは最初だけで、やはり前後左右Gがアドレナリンを溢れさせる本物のF1マシンが恋しくて仕方がなかったと明かした。

 6月25日にシルバーストンでアップデートを投入したRB16を100kmだけ走らせたアレクサンダー・アルボンはこう語る。

「正直言って、今回の走行はあくまでシェイクダウンでしかなかったし、僕としてはマシンのスピードにまた慣れるということ以外、何ものでもなかった。でも、フィーリングはよかったよ。前回走った時と同じようなフィーリングだった。

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