レッドブル・ホンダ、あふれ出す自信。代表は「楽しみにしてろ」と意味深発言 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)


 現場では5日に一度PCR検査が実施されるほか、疑わしい症状の者は即座に検査される。検査結果が出るまでは、その者が接触したマシンは走行を取りやめなければならない。

「相当厳しいルールになっていますね。チーム単位でしか行動できなくて、他チームのスタッフとの接触はできないので、僕はレッドブル側だから、アルファタウリの(フランツ・)トストさんやスタッフと会うこともできない。レッドブルもマックス側とアレックス側でチームをふたつに分けて、その間の行き来も極力しないようにするということです。

 移動も制限されていて、火曜にチームのチャーター便でオーストリアに飛んで、その後はサーキットとホテル以外は行ってはならない。レース翌週の月曜から水曜も基本は外出禁止で、オーストリアの2戦目が終わった翌日には、我々は車でブダペストまで向かいます」

 6月24日と25日にはフィルミングデー(※)を利用したシェイクダウンを終え、現場責任者を務める田辺豊治テクニカルディレクターからはかなり力強い言葉を受けたという。

※フィルミングデー=プロモーション撮影用の特別日。スポンサーやチームの企業CM撮影などを行なうための走行であるため、総走行距離に制限があったり、テスト目的の新パーツ搭載は認められていない。

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