ルクレールもアルボンも本気。
F1バーチャルGPのポテンシャルは高い

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by AFLO


 iRacingはシミュレーションプログラムに似ているから、ステアリングを介してよりよいフィードバックが得られ、よりリアルに感じられる。ステアリングを介したフィーリングや、セットアップ変更などといった点でシミュレーターに似ているんだ。

『F1 2019』と『グランツーリスモ』は実車とは全然違うフィーリングだし、とにかくどこにでもスライドするからつまらない。だから(プロドライバーは)誰もやらないんだ」

 ゲームであるがゆえに、実車のセオリーでは考えられないようなドライビング方法で走ったほうが速いということもある。『グランツーリスモ』などではとくにその傾向が強いと言われ、プロドライバーが挑戦してもプロのeスポーツ選手には勝てなかったりする。

 バーチャルGP第2戦から加わったルクレールは、もちろんフェラーリのシミュレーターでこの手の装置には慣れ親しんでいる。だが、"大衆的"な『F1 2019』とFANATECのコントローラーに慣れるために、1日5時間、2週間にわたってとことん追求したという。

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