MotoGPスズキが「バーチャル囲み取材」を開始。ライダーたちの今の思いは (5ページ目)

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira


 まさに今の世の姿を反映して、皆が〈ステイアットホーム〉し、〈ソーシャルディスタンス〉を維持したまま実施するレースイベントだが、じつはこの傾向はレースの舞台裏にも及びつつある。

 本来なら、我々取材陣が選手たちと質疑応答を交わす囲み取材はレースウィークの期間中に、各チームと選手が毎日定例で行なっている。だが、現在の世情に応じる形で、〈バーチャル〉な囲み取材をチーム・スズキ・エクスターがオンライン会議システムの「Zoom」を活用して実験的にスタートさせた。

 スケジュールは、毎週木曜の欧州時間午後。年間取材パスを所有し、いつも選手と質疑応答を交わしているジャーナリストたちが対象だ。

 初回の4月23日は、スペイン人選手のアレックス・リンスが取材に対応し、来週からはチームメイトのジョアン・ミルも合流。各ライダーにつき15分ずつのスロットで、当面のところ毎週実施していく予定だという。

 早速、このリンスの〈Zoomバーチャル囲み取材〉に参加してみた。

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