MotoGPスズキが「バーチャル囲み取材」を開始。ライダーたちの今の思いは (2ページ目)

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira


 6月中旬以降に予定されていたドイツGP、オランダGP、フィンランドGPについても、レースを運営するDORNAから延期の正式発表こそまだ行なわれていない(日本時間4月24日現在)ものの、各開催国は当該時期に大規模集会をまだ解禁しない旨をすでに決定しており、レースは不可能、というのが実際のところだ。それに伴い、オランダGPの開催地TTサーキット・アッセンは、すでに自らのウェブサイトで延期を独自に発表した。

 このように、7月までの開催はすべて不可能と事実上決定したことにより、レース実施の可能性は、現状のところ最速でも8月第2日曜に決勝を行なうチェコGP、ということになる。

 DORNAのCEOカルメロ・エスペレータは、4月9日に発表した声明で「FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム協会)、MSMA(モーターサイクルスポーツ製造者協会)、各グランプリプロモーターと引き続き協力しながら連携して状況を精査し、レースを支える団体間で可能な限りオープンに協議をしていく」「第一義的に注力するのは、従来どおりにできるだけたくさんのレースを開催すること」と、2020年シーズンを成立させるために懸命な模索を続けていることを言明している。

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