F1開幕目前。メルセデスAMG対レッドブル・ホンダ、速いのはどっち? (5ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)


 昨年中団トップの座を固めたマクラーレンは、今年も極めて堅実なマシン作りと開幕前のテストプログラムで、ケレン味なく中団トップを確保する準備を進めてきた。テストに専念したため派手なタイムこそ記録していないが、テスト最終日のレースシミュレーションのタイムではしっかりと中団トップの座にいる。

 逆に、同じパワーユニットを搭載するルノーは燃料を軽くしてアタックしたのか、一発のタイムは総合で3番手と中団トップにつけた。だが、レースペースではマクラーレンほどの速さはない。タイヤのデグラデーション(性能低下)もマクラーレンより強く進んでしまっている。

 ただ、テスト後半初日のランであることや、1年ぶりに復帰したエステバン・オコンのランであることを考えると、マクラーレンと中団上位を争うくらいの力はあるのかもしれない。

 昨年型のメルセデスAMG F1 W10に酷似しているため「ピンクメルセデス」と呼ばれているレーシングポイントは、一発の速さでルノーと同等の速さを見せた。

5 / 8

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る