レッドブル・ホンダ、テストは順調。メルセデスと比較、現状の差は? (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)


 ホンダはテスト後半の3日間も同じパワーユニットで走行を継続し、1基で可能な限り走り込んで耐久性の確認を行なう予定だ。

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはこう語る。

「2020年最初のテストでパワーユニットを下ろすような場面もありましたけど、基本的なところの問題は一切なく、チームとのプログラムも順調にこなせました。距離的にもけっこう伸びましたし、十分にいろんなデータが得られました。これから解析しなければならないことや、次のテストに向けてやることはまだまだあるんですが、そのネタも仕入れられたので、実りあるテストだったと思っています」

 すでに、レース週末のフリー走行、予選、決勝と、あらゆる場面で使うことが想定されるモードの確認も完了した。インターバル4日間の間にそのデータをさらに煮詰めて、開幕へ向けた最終確認を行なうことになる。

 レッドブル・ホンダとしては、予選シミュレーションのフルアタックを行なわなかった。だが、パワーユニットの信頼性を確保したうえで出せるフルパワーの限界値がどこにあるのか、その確認作業は進めたという。

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