レッドブル・ホンダ、テストは順調。メルセデスと比較、現状の差は? (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)


 ベストタイムで言えば、メルセデスAMGが1分15秒732を記録したのに対し、レッドブルはマックス・フェルスタッペンの1分17秒516が自己ベストで9番手。

 しかし、メルセデスAMGはC5という最も柔らかいタイヤを履いて記録したもので、レッドブルはC2。そのタイヤ差を差し引けば、両者の差は0.384秒ほどになる。

 もちろん、両者ともテスト後半にマシンの速さを引き出すため、テスト前半は基礎学習のデータ収集に徹しており、タイムを狙った走行は行なっていない。このラップタイムは3〜4周のランで記録されたものだが、燃料は多量に搭載しており、実力は明かさないようにしている。

 しかし、メルセデスAMGが2日目、レッドブルが3日目に行なったレースシミュレーションを比較すると、両者の間には0.2〜0.3秒ほどのタイム差があった。メルセデスAMGに対して、わずかに遅れを取っているという現状に違いはないようだ。

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