F1若手で一番速いのは誰だ。
日本人ドライバー誕生も目前に迫っている
そのラッセルでさえかなり苦労している、ウイリアムズからのデビューである。すでに1年の実戦経験とメルセデスAMGでのテスト経験を持つラッセルと渡り合っていくのは、かなり大変だろう。
本人も、それは熟知しているという。2020年は「学習の年」と位置づけて具体的な数値目標は設定せず、結果を急がないつもりだと話している。
昨年はFIA F2のランキング上位3名がF1デビューを果たした。そのなかで、前出のふたり以上に好走を見せて評価を上げたのが、2018年にFIA F2でランキング2位となったマクラーレンのランド・ノリス(イギリス・20歳)だ。
2年目の今年は、昨年のように堅実に走って確実に結果を残すレースよりも、ルノーやアルファタウリ、ハース、レーシングポイントといったライバルと僅差で戦うレースが増えるだろう。そういったプレッシャーがかかる場面で、ノリスがどのような走りを見せるか。
それは、レッドブル・ホンダで2年目を迎えるアルボンにも言えること。今季は開幕前にしっかりと準備を整えてから挑むだけに、マックス・フェルスタッペンとの差が今までどおりではチームからの信頼は得られないだろう。
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