レッドブル・ホンダ問題山積。フェルスタッペンの大口は不安の表出か (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 暑くなれば、冷却に苦しむパワーユニットメーカーもいてホンダにとっては有利になり得る。だが、今週末のオースティンは最高気温が20度を下回り、朝晩はひとケタ台まで冷え込む寒さに包まれている。

 今週末、ルイス・ハミルトンが6度目のタイトルを獲得することがほぼ確定的といえるメルセデスAMGは、2台のマシンに気流センサーを装着し、金曜フリー走行をすでに来季を見据えたデータ収集作業にあてている。

 来季に大きな飛躍と逆転を遂げなければならないレッドブル・ホンダこそ、残り3戦でやるべきことは、目先の結果に一喜一憂することではなく、来季に向けて自分たちが抱えている問題をしっかりと理解し、解決するために努力することだ。そのくらい、今のレッドブル・ホンダは追い込まれている。そのことを彼ら自身が認識しなければ、来季の飛躍は簡単ではないだろう。

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