レッドブル・ホンダに謎のグリップ不足。フェルスタッペンは最低と吐露 (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

3位でもフェルスタッペンの表情には落胆の色がにじんでいた3位でもフェルスタッペンの表情には落胆の色がにじんでいた その明確な答えは、まだない。わずか4日後に訪れるロシアGPでその答えをしっかりと確認し、次なる一手を正しく打つことが重要だ。次に控える日本GPで最高の走りをするためには、なおさらだ。

 フェルスタッペンは言う。

「どうしてそれが間違った方向に行ってしまったのか、いくつかアイディアはあるから、それらすべてを分析して、次のソチで速さを取り戻せるかどうかトライしなければならない。ソチのサーキットは僕らにとって最高とは言えないレイアウトだけど、クルマがコーナーできちんと機能しているかどうかを見ることはできるはずだからね。

 とにかく、今週のシンガポールではクルマが僕の思ったとおりの挙動を示してくれないコーナーが多すぎた。この状況を改善するために何ができるのか、ファクトリーで対策を練ってくるよ」

 困難に直面したときにこそ、そのチームの実力が浮き彫りになる。今シーズン残りのレースでレッドブル・ホンダがさらなる勝ち星を挙げられるかどうか、その答えが次のロシアGPで見えてくるはずだ。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る