ホンダ勢トップドライバーは残留。
来季インディの勢力図はどうなる?

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano
  • 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ホンダは来年も、チップ・ガナッシ・レーシングとアンドレッティ・オートスポートという2トップを維持することとなった。そして1994年からアメリカのトップオープンホイールチャンピオンシップで休むことなく戦い続けてきたホンダには、その2トップだけでなく、厚いユーザー層がある。

 佐藤琢磨とグレアム・レイホールを擁するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、セバスチャン・ブルデイを走らせるデイル・コイン・レーシング、ジェイムズ・ヒンチクリフをエースとするシュミット・ピーターソン・モータースポーツ、そしてルーキーのハータが1勝を挙げているハーディング・スタインブレナー・レーシング......と、ユーザーチームのほぼすべてがレースで勝つ実力を備えている。

 来年以降も、ドライバーとチームによる熾烈な戦いとともに、ホンダ対シボレーの激しいエンジンメーカー対決が続いていくことになった。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る