2018.11.28

トロロッソ・ホンダ、最終戦で惨敗。
その壊れっぷりが来季への試金石

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

決勝でもオイル漏れによってリタイアを余儀なくされたガスリー「パワーユニット側からのオイル漏れで、オイル圧が下がったので止めました。パワーユニット自体が壊れたわけではありませんし、問題箇所を締め直せば、また走れるような状態でした。トラブル自体は深刻なものではないのですが、0か100かで言えば(レースを失って)0ですから、結果としては同じことだと思っています。止まってしまえば、レースは終わってしまいますから」(田辺テクニカルディレクター)

 トロロッソ・ホンダは合計33ポイントで、コンストラクターズランキング9位。

 STR13のマシンパッケージが持っていたポテンシャルを考えれば、これは期待外れの結果だったと言うべきだろう。セッティング、戦略、ドライビング、信頼性……。さまざまなミスが重なり、実力どおりの結果を手にすることができない場面が多々あった。それが、この結果につながった。

「シーズン当初に目指していた結果とは、かなり違うよね。ホンダとのタッグがスタートして、簡単なシーズンにはならないと覚悟はしていたよ。でも、今シーズンはずっと中団グループがものすごい接戦だったんだ。

 レースによって中団最速のチームが入れ替わって、開幕戦はハースが圧勝だったけど、最終的にはルノーがランキング4位に。そんななかで僕らは、何度か自分たちのパッケージのポテンシャルをフルに引き出すこともできたけど、それができないこともあった。

 結果としては、他チームより50点も少ないポイントになってしまったけど、持っている実力としては中団グループのなかでかなりの接戦だった。この結果は本当の実力を反映したものだとも思わない。だからこそ、ガッカリしているけどね」

 そうシーズンを振り返ったガスリーは、今年初めてのエンジンブローに見舞われた予選後の技術ブリーフィングで、「このトラブルからきちんと学んで、来年に向けていいものを用意してくれ」と、ホンダの面々に語ったという。