2018.10.03

ドライバーにしっくりこないホンダ新エンジン。
鈴鹿までに成熟できるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

ロシアGP決勝でのトロロッソの2台は早々にリタイアした ロシアGPで使用した2基のスペック3はそのまま鈴鹿へと運ばれ、ミルトンキーンズでは同じ仕様のテストコンポーネントが走ることになる。

「急遽チーム側の協力を得て、チーム側のエンジニアも来て、月曜にミルトンキーンズのHRD UKでギアボックス込みのダイナモでテストをします。同じスペックのパワーユニットとギアボックスでテストをして、きちんと仕上げて持っていきます。やるしかないと思っています」

 グリッド降格ペナルティが決まっていたため、トロロッソ・ホンダの2台は予選のことは考えず決勝のためだけにセットアップを施し、スペック2に戻した予選でもフルアタックはしなかった。決勝ではブレーキトラブルでわずか4周でのリタイアとなり、土日はほとんど得るものがないレース週末になってしまった。

 しかし、ソチの金曜日に走ったデータと経験をもとに、ベンチテストでしっかりと煮詰め込んでスペック3を日本GPに持ち込めるのなら、決してこの週末の意味がなかったわけではない。

 そう言い切るためにも、ホンダとトロロッソはこのわずか3日間のインターバルの間にも最大限の努力を続けている。

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