2018.07.19

佐藤琢磨は望み薄。インディカー
年間王者争いはディクソンが1歩リード

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ランキング3番手、4番手につけるアンドレッティ・オートスポートのアレクサンダー・ロッシとライアン・ハンター-レイは、ロードコースのミッド・オハイオやポートランド、ソノマで優勝争いに絡んできそうだ。

 また、ランキング5番手につけている今年のインディ500とインディカーGPウィナーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)には、特にポコノで3勝目の可能性がある。さらに、アイオワで優勝したジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は、ゲートウェイで速いだろう。

 その他、ここ数戦は不振が続いているものの、開幕戦で勝っているセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨とグレアム・レイホール、ルーキーながらトップ3フィニッシュを3回記録しているロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)らが上位を狙う。今シーズン未勝利のパジェノーも、初勝利をモチベーションに全力を投入してくるだろう。

 さまざまな思惑が入り乱れるなかで、ポイントバトルを制するのはディクソンか、ニューガーデンか。あるいは2人以外からチャンピオンは生まれるのか。

 どのドライバー、チームも、今年から採用されたユニバーサル・エアロキットに対する理解度を深めており、シーズン後半戦に入ってからのレースはどれも驚くべき激戦になっている。トロントを戦い終えたチームは、休む間もなくミッド・オハイオ、あるいはゲートウェイへとテストに向かった。あと2カ月、熱戦は続く。

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