2018.06.28

佐藤琢磨は今季最高の4位。
超高速コースで手応えをつかむ

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 インディカーシリーズ第10戦が行なわれたのは、アメリカのサーキットとしては長い、4.014マイル(=約6.46km)も全長があるロードアメリカ。アメリカ第3の都市シカゴの北150マイル、そしてウィスコンシン州最大の都市ミルウォーキーの北60マイルの位置にあるサーキットだ。オープンは1950年代半ばで、以来、アメリカのモータースポーツの聖地として親しまれている。

 ロードアメリカは「超」のつく高速コースで、ドライバーたちにとっては挑戦しがいがあり、ファンにとっては迫力ある走りを肌で感じて楽しむことができるコースだ。ミシガン湖の湖畔にある、緩やかにうねる丘陵地帯に作られたサーキットは、地形を上手に利用した観戦エリアがコースサイドに広がっており、キャンプをしながらレース観戦するファンも多い。

 さまざまな事情により、インディカーはしばらくこのサーキットを離れていたが、2016年に復活すると人気が沸騰。特別価格のグランドスタンドなどがないロードアメリカは、チケット価格を低く設定したこともあって、大勢のファンを集めることに成功している。

ロードアメリカで今シーズン自己最高の4位となった佐藤琢磨 好天に恵まれた週末。土曜日の予選ファイナルで1分43秒2026をマークしてポールポジションを獲得したのは、昨年チャンピオンのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。今季は開幕4戦で2勝を挙げながら、その後の5戦はトップ5フィニッシュがゼロだったが、悪い流れを断ち切るきっかけを掴んだ。

 0.0482秒差で予選2位となったのは、インディ500で優勝したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ピークパワーで勝るシボレーがフロントローを独占したが、ホンダとのパワー差は世間で考えられているほど大きくはない。