「雨のタクマ」は惜しいチャンス。悪天候で右往左往のインディ第4戦 (4ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ここでニューガーデンは早々にウェットタイヤに交換。一方、ブルデー、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、ハンター-レイという大ベテランの元チャンピオンたちがスリックタイヤで走り続けるというギャンブルに出た。しかし、雨は強まってニューガーデンが完勝でシーズン2勝目。2位はハンター-レイ、3位には状況判断が結果的に正解だったジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が入賞した。

 琢磨は月曜のスタートと同じ8位でゴールした。燃費をセーブして1ストップで走り切る作戦に出たが、それが外れてしまった。

 結果的に月曜の戦いでは、2ストップでスピードを追求し、早めにウェットタイヤへと換える作戦が正解だった。雨に速い琢磨がその選択をしていればと考えると、惜しいレースとなってしまった。

◆トロロッソ・ホンダはアゼルバイジャンGPまでに再び速くなれるのか?>>

◆マルケス12連勝、ホンダ15連勝。アメリカ「無敵伝説」はどこまで続く?>>


4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る