ホンダを喜ぶトロロッソほか、今季F1参戦の全マシンを総チェック! (5ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

ウイリアムズ(FW41)ウイリアムズ(FW41)【5】ウイリアムズ
ランス・ストロール(カナダ/19歳/No.18)
セルゲイ・シロトキン(ロシア/22歳/No.35)

 今年でF1参戦41年目を迎える名門ウイリアムズは、サー・フランク・ウイリアムズ代表による前身でのF1活動も含めれば1969年からという長い歴史を持っている。だが、タイトルからは1997年以来遠ざかっているのが現状だ。

 現在はフランク御大の娘クレアが副代表を務め、メルセデスAMGから移籍したパディ・ロウが技術部門のトップに就くとともに経営陣入りし、名門復活に向けてテコ入れを始めたばかり。

 カナダの大富豪の息子ランス・ストロールは昨年大荒れのアゼルバイジャンGPでルーキーにして表彰台に立ったが、新人セルゲイ・シロトキンとのコンビではやや心許(こころもと)なく、開幕前テストではベテランのロバート・クビサも走らせてシミュレーター作業の精度を上げようと模索。開幕前準備は順調とは言いがたく、厳しいシーズン序盤戦が予想される。

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