2018.02.19

さらば、F1グリッドガール。
全20戦を彩った美女たちを一挙公開!

  • 米家峰起●取材・文・撮影 text & photo by Yoneya Mineoki

F1グリッドガール・フォトギャラリー@前編

 1月31日にF1がグリッドガールの廃止を表明するや、性差別と職業差別の線引きを巡って大いに世間の注目を集めた。

 F1のグリッドガールというのは日本のレースクイーンとは違い、各グランプリの主催者が地元のモデルを募り、スタート前の各マシンの前でプラカードを持って立ったり、観客エリアやVIP向けパドッククラブでファンサービスを行なったりして、そのグランプリやタイトルスポンサーをPRするための存在だ(対して日本のレースクイーンは各チームのスポンサーが起用し、自社PRのためにさまざまな衣装を用意する)。グランプリの華と称され、男性の多いレースの世界に華やかさを与えてくれた。

 だが、一部の性差別論者にとっては外見を売りに見世物のように彼女たちを立たせることは現代の社会倫理に反するものと映り、そんな批判を受けてF1はグリッドガールの廃止を決めた。

 個人の価値観が多様化するなかでは、どちらが正しいと一元論的に語ることはできない議題だろう。ただ、グリッドガールを務めていた女性たちは自ら望んでそこに立ち、選ばれたことに誇りを持って全世界に向けて自国のPRに貢献し、どんな炎天下であろうと風雨のなかだろうと自分たちの仕事をまっとうしてきた。

 その思いが尊いものであったことは、改めてここに記しておきたい。スーパーモデルのナオミ・キャンベルも「私はグリッドガールの存在を不快に感じたことは一度もないし、モデルの仕事と違いはない」と語っている。

 2017年、F1においてグリッドを飾った最後のグリッドガールたちの姿をここにお届けしよう。

第1戦・オーストラリアGP(アルバート・パーク・サーキット)【第1戦】オーストラリアGP

 かつてはフォスターズやカンタス航空など地元企業がタイトルスポンサーを務めてグリッドガールのコスチュームも用意してきたが、2014年からはF1公式パートナーのロレックスがタイトルスポンサーとなり、同社のコーポレートカラーであるグリーンを基調とした1960年代風のクラシカルで落ち着いた雰囲気になった。ハットに控え目にあしらった同社のロゴとベルトのゴールドも上品さを演出している。