「がんばった」9位で終幕。ホンダとマクラーレンの明日はどっちだ? (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 しかし、セッティングという観点では、MCL32というパッケージが持つポテンシャルは最大限に引き出した。

「ラップタイムとして一番速いものを選択しているということに対してはエンジニアを信じていますから、そういう選択だったんだと思っています。フリー走行では3強チームに次ぐ速さがありましたし、ロングランも安定していましたしね」(長谷川総責任者)

 予選ではいつものフォースインディアだけでなく、ウイリアムズのフェリペ・マッサ、そしてルノーのニコ・ヒュルケンベルグにも敵わなかった。カルロス・サインツ(ルノー)がアタックの最中にエンジントラブルに見舞われていなければ、12位・13位だったかもしれない。

「あとどれだけタイムを稼げたかという話をすれば、あちこちにあるよ。でも、今日の僕らはものすごく速いというわけではなかったし、11位になれたのはよかったと思うよ。Q3に行けば9位や8位になれる可能性もあったかもしれないけど、新品タイヤを履いた11位のマシンに抜かれてしまうかもしれない。それよりも明日のスタートタイヤを自由に選べることのほうが大きいし、11番手もスタートポジションとしては悪くないよ」(アロンソ)

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