レベルの高さをガスリーも絶賛。かつての「日本からF1」ルート復活へ (5ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 それから、コースもすばらしいね。鈴鹿は大好きだし、開幕戦で走ったときは興奮した。オートポリスも僕にとっては刺激的なコースだったよ。これからもきっとヨーロッパからたくさんのドライバーがきて、次のステップの場にしてくれると思う」(ガスリー)

「正直、昨年くらいまでスーパーフォーミュラは海外であまり知られていなかった。それが昨年から今年にかけて注目されるようになって、多くのドライバーが興味を示している。僕が参戦しているフォーミュラEのドライバーもスーパーフォーミュラに出てみたいと考えているので、ぜひとも彼らにもオススメしたい。

 また同時に、日本人ドライバーもヨーロッパに行っていろいろなことを学んでほしい。これだけ有能な日本人ドライバーがたくさんいるのに、F1に日本人ドライバーは誰もいないし、F2やF3にも2~3人しかいない。本当ならもっといてもおかしくないくらいなのに。ヨーロッパと日本でドライバーがたくさん行き来できる環境が出来上がればいいね」(ローゼンクヴィスト)

 実は、この週末もFIA F2で戦うラルフ・ボシュング(スイス・20歳)がレースの見学に訪れるなど、スーパーフォーミュラへの参戦を視野に入れているかのような動きをしているドライバーもいた。また、海外からも、スーパーフォーミュラに出てみたいというコメントも聞く。

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