アロンソ怒る「エンジンはクソだ!」。ホンダは残り3戦で挽回なるか (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「ポイントは獲ることができなかったけど、実際のところ僕にとってはとても楽しくてエキサイティングなレースだったよ。最後尾スタートという厳しい状況のなかではあったけど、今日は4台もオーバーテイクすることができたし、このパワーの不利と最高速の低さからは予想外だった。そういう意味ではサーキット・オブ・ジ・アメリカズは僕らのクルマに合っていたし、ポイントを獲るべきレースだった。そのすぐそばまで行けたのにポイントが獲れなかったのは残念だよ」

 一方、8番グリッドからスタートしたアロンソは、カルロス・サインツ(ルノー)とセルジオ・ペレス(フォースインディア)を抑えて7番手を堅守していた。

「僕らはストレートがすごく遅いから、集団で走る1周目が心配だ。でも、1周目をやりすごすことができれば、セクター1の高速セクションで後続を引き離して、後はバックストレートでもディフェンスできると思う」

 決勝を前にそう語っていたことからもわかるように、最高速とコーナリング速度のバランスを見れば、ライバルたちと比べて極端にウイングを立てたコーナリング重視のMCL32は、高速コーナーが続くセクター1で逃げることができると思われた。

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