アロンソ怒る「エンジンはクソだ!」。
ホンダは残り3戦で挽回なるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

8番グリッドから7位に順位を上げたアロンソだったが...8番グリッドから7位に順位を上げたアロンソだったが... 金曜のフリー走行1回目では、本来これを使用する予定だったアロンソ車にハイドロ漏れのトラブルが起きて走行できなかったため、バンドーンが装着してフロービズ(※)などで確認作業を行ない、5番手タイムを記録するなど好調な滑り出しを見せた。ただ、FP-2(フリー走行2回目)では新型フロントウイングを装着したアロンソ車が7番手タイムを刻んだのに対し、旧型ウイングに戻したバンドーンはマシンバランスで苦戦を強いられ、皮肉にも新型ウイングの効果を証明するかたちとなってしまった。

※フロービズ=マシンの周囲の空気の流れを可視化するための塗料。

「FP-1ではとてもいいフィーリングだったのに、FP-2で旧型パッケージに戻してからはずっとマシンバランスに苦しんで、気持ちよく走ることができなくなってしまった」(バンドーン)

 バンドーンは予選13位、グリッド降格ペナルティで最後尾スタートとなったが、決勝では本人も満足のいく走りができた。それでも、12位完走で入賞圏には届かなかった。ペナルティがなかったとしても、フォースインディアやルノー、トロロッソを上回ることは難しく、入賞は難しかったかもしれない。

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