レクサスが首位奪還。ガチンコ勝負の
最終戦でニッサンの大逆転なるか
予選後の記者会見でこう語っていた平川だったが、難しいコンディションとなった予選で弾みをつけ、決勝でも後続を寄せつけない完璧な走りを見せた。
「最終戦に向けて、いいステップを踏むことができました。最終戦はウェイトハンデがないので、今年の開幕戦みたいなレース(優勝)をしたいなと思います」(平川)
また、チームメイトのキャシディも、タイでのレースには満足した様子だった。
「自分のスーパーGTのレースのなかでも最高の1戦となった。ウエットでスタートしてから途中でドライに交換し、そこでうまくタイヤマネージメントをしながら後ろに対していいギャップを作ることができた。チームやブリヂストンタイヤに感謝しているよ。勢いがあるから次の(最終戦)もてぎも楽しみだね」
最終戦・もてぎでは、37号車が2位以内に入れば無条件で年間チャンピオンとなる。過去の結果を見ても、彼らはもてぎ戦との相性がよく、2015年には優勝も果たしている。このタイ戦で得た流れを生かすことができれば、シリーズチャンピオン獲得の可能性もグッと高くなってくるだろう。
一方、ランキングトップでタイ戦を迎えたナンバー23のMOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)はどうだったか。予選ではウエットコンディションに苦戦を強いられて11番手。決勝では直前に見舞われたスコールに対し、すぐに路面が乾くと予想してスリックタイヤでスタートすることを決断した。
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