灼熱、豪雨、脱水...アロンソ、ペレスらが惜しむ最後のマレーシアGP (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「マーカスの場合は各セッション走行後に、アイスバスに5~10分ほど浸かって身体を冷やす。決勝の前にも入って身体を冷やしておくと、コクピットに座ったときに『暑い』ではなく、『暖かい』と心地よく感じられるからね。氷入りのクールベストで体温を低くキープしておくことも忘れない。我々はシンガポールGPからバリに滞在しているし、体力的には問題ないから、あと重要なのは自分が直面する暑さと不快さを知っておくこと。身体だけでなく頭も準備ができていなければ、冷静に戦い抜くことはできないんだ」

 クルマにもドライバーにもこのうえなくタフなマレーシアだからこそ、若手の初記録などドラマチックな展開も多々起こる。マシンが進化し、これまで以上にタフなレースになる今年は、どんな展開が待っているのか。最後のマレーシアGPを見逃さないでもらいたい。

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