トロロッソからF1緊急参戦か。SF連勝のP・ガスリーが意味深な笑顔 (6ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 レース後の記者会見で、F1について質問を受けたガスリーはこのように答えた。

「いろいろ聞いているけど、僕はF1へのステップアップを夢見て毎日がんばってきた。それが叶うというのは、自分にとってはものすごくうれしいこと。そのために僕は生きているといっても過言ではない。でも、今週末(オートポリス大会)はレースで勝つことだけに集中して戦ったよ」

 F1参戦の噂について、ガスリーは明言を避けた。だが、その表情と笑顔は、「実はF1のシートが決まっているんだよ!」と書いてあるように見えた。

「ここ数日に何かしらのニュースがあるかもしれない。F1マレーシアGPはスーパーフォーミュラのSUGO大会と日程が近いけど、F1でも走ることができたら最高だね」(ガスリー)

 この言葉から察するに、少なくとも2018シーズンからのF1参戦は間違いないとみていいだろう。ただ、マレーシアGPからレギュラー参戦となれば、10月21日~22日に行なわれるスーパーフォーミュラ最終戦(鈴鹿)とF1アメリカGPの日程が重複する。そうすると、自ずとスーパーフォーミュラは欠場することが予想され、チャンピオン争いのことを考えると、関係者の間からは不安の声も上がっていた。はたして今後、ピエール・ガスリーの動向はいかに――。

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