佐藤琢磨のチャンプ獲得に黄信号も、インディ王者争いはまだ大混戦 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ランキング6番手で今回2位フィニッシュしたグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)と、ランキング7番手の佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)にも数字上はまだ可能性が残されているが、ペンスキー勢4人にディクソンを含めた5人が現実的なチャンピオン候補ではないだろうか。

 今季は残り4レース。次戦は2.5マイル高速オーバルのポコノだ。ここはホンダ勢が若干の優位に立つ。その次のワトキンス・グレンはミッドオハイオ同様のロードコース。その次のゲイトウェイはシボレー勢が明らかに有利なショートオーバル。そして最終戦はまた今回と同じロードコースのソノマとなる。

 賛否両論はあるが、シーズン最後のレースは、大逆転が可能なようにとダブル・ポイント(通常の2倍)が設定されている。混沌とした戦いを制してチャンピオンの栄冠を掴むのは果たして――。

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