バトンと可夢偉がスーパーGT鈴鹿に挑む。
マシンに乗った感想は?

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

1戦かぎりでスーパーGTをドライブすることになった小林可夢偉1戦かぎりでスーパーGTをドライブすることになった小林可夢偉 一方、同じく鈴鹿1000kmにスポット参戦する小林可夢偉のテストはどうだったか。

 今年もWEC(世界耐久選手権)に参戦している可夢偉は、6月に行なわれたル・マン24時間レースで日本人として2014年の中嶋一貴以来となるポールポジションを獲得。さらにコースレコードも記録するなど、抜群の速さをル・マンで披露した。また、国内ではスーパーフォーミュラにも参戦し、5月に行なわれた第2戦・岡山でのRace1では4位入賞も果たしている。

 これまでスーパーGTに縁のなかった可夢偉だが、今回は1戦かぎりという形で参戦が実現した。しかし、本番のレースではあくまでレギュラードライバーである関口雄飛と国本雄資をメインに戦っていく予定とのこと。初日のテストも両者のドライブを中心に、事前に決められていたテストメニューをこなしていた。

 その合間を縫って可夢偉も乗車し、マシンの感覚を掴んでいこうとはしたものの、結果的には数周単位でしか走ることができなかった。本人も「GT500マシンのファーストインプレッションを話せるほど乗れていないから、なんとも言えないです」と、初スーパーGTの感想を素直に語っている。

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