初ポイントでもアロンソご立腹。
ホンダのスペック3で怒りは静まるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 ただ、車体性能の向上とともに『スペック3』でパワーユニットの進化にも手応えが得られた。次戦のオーストリアGPからは、このパワーユニットが両ドライバーのマシンに実戦投入されることになる。バクーで対策型MGU-Hを投入してペナルティを消化しておいたことで、後方グリッドからのレースを強いられることもないはずだ。

「スペック3が入れられれば十分にポイントは狙えると思っています。始めからポイント獲得を目指して、きちんと戦っていけると思います」(長谷川総責任者)

 予選7位を獲得した5月のスペインGP以来約2ヵ月ぶりに、通常のグランプリサーキットへとF1サーカスは戻る。車体、パワーユニットともに進化したマクラーレン・ホンダがそこでどんな走りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。

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