J・バトンが初のスーパーGTで好タイム。
腕も人柄も超一流だった!
今朝もギア(どこで何速を使うのか?)のことを積極的に聞いてきたり、このクルマのことだけじゃなくて、GTの他のクルマについても聞かれました。『なんでこのクルマは音が大きいんだ?』『あのクルマの音はなんだ?』とか聞かれることがありました。それくらい真剣に考えて来てくれているんだ、というのがすごくうれしかったです」(中嶋)
そして、彼の人柄のよさが存分に出ていたのが、ファンへの対応だ。平日にもかかわらず、鈴鹿には多くのファンが来場していた。特にTEAM無限のピット裏には、バトンをひと目見ようと100人近いファンが詰めかけ、ガレージに通じる扉のところには異例のガードマンが立つほどだった。
そんな状況でも、バトンは自ら「ファンサービスをしたい」とチームに申し出て、わずかな時間であるがピット裏に姿を見せ、終始笑顔で丁寧にサインをしていた。セッション中も観客席からバトンの応援フラッグを振るファンに笑顔で手を振って応えるなど、常に周りへの気遣いや優しい応対ぶりが目立った。
記者会見でも、バトンは応援してくれるファンについて触れ、「ファンはモータースポーツには欠かせない存在。ファンがいなければ、モータースポーツは成立しないと思っている。僕たちにとっては非常に大事な存在だよ」とコメント。スーパーGTはドライバーとファンとの距離が近いのが特徴でもあり、より多くのファンに会える8月のレースを心待ちにしていた。
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