日本人9人目のチャレンジャー佐藤琢磨、インディ500優勝への道のり (6ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ゴールまで6周で琢磨はアウトからオーバーテイクし、トップを奪う。それに対して歴代最多タイとなる4回目のインディ優勝を目指すカストロネベスの走りも見事で、残り3周、同じターン1で逆襲を仕掛けた。だが、琢磨はそれに動じることなく、インを守ってコーナーをクリア。激闘を制してチェッカーフラッグを受けた。

 優勝賞金は約250万ドル(約2億7500万円)。今シーズンのポイントランキングも3位に浮上し、琢磨にはシリーズチャンピオンの目さえ出てきた。次戦は早くも今週末、デトロイトでデュアル(2レース)が行なわれる。

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