2017.05.13

F1ホンダのモーターホームに潜入。
アロンソも好物の寿司にあの刻印が

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

マクラーレンのスタッフにも大好評な和食のお弁当 これだけの設備を整えるのは1日がかりで(それでも3日かかるトップチームのモーターホームに比べれば圧倒的に効率的だが)、フリーマンを含めて5名のスタッフと2名のトラッキー(運転手)はレース1週間前の日曜日に現地入りし、月曜に設営、火曜は清掃と食材の仕入れをして、水曜からの運営に備える。現場で働くスタッフたちに合わせて朝は早く、夜は遅い。非常にタフな仕事だ。

 それでもチームの一員として全20戦に帯同し、スタッフたちをホスピタリティで影ながら支える。そのことにフリーマンたちホスピタリティスタッフの面々は無上の喜びを感じている。

「日本の人とともに働くことは非常に楽しいですよ。日本人は正直で道徳的です。何かを約束すればそのとおりに実行してくれます。今はパワーユニットが苦境に立たされていて、エンジニアやメカニックたちがハードワークで苦しそうにしているのを見るのはつらいものです。長いタフな1日を終えて、彼らがここで和食を食べてほっとひと息をつく。それで少しでも彼らの疲れが癒やされるなら、こんなにうれしいことはありません。日本のお茶やビールを一緒に飲むこともあります。現場の厳しい環境のなかで働く彼らにとって、自宅のような場所になれればと思っています」