インディ第3戦にアロンソ出現。ホンダとペンスキーの激闘を高みの見物 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 今週末に行なわれる第4戦のフェニックスはショート・オーバル。開幕前のテストではシボレーが明確に有利だった。その後はインディアナポリス・モーター・スピードウエイのバンク、ストレート、インフィールドを利用したグランプリ・オブ・インディアナポリス、超高速のインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行なわれるインディ500、公園内の道を使ったデトロイト、全長は1.54マイルとインディより短いが、バンクが急でスピードの高いテキサス......と、続いていく。

 それぞれ異なる性格を持つコースだが、どのコースでホンダが速く、どのコースでシボレー=ペンスキー勢が強いのか。今シーズンの構図は、実力を取り戻したホンダvsシボレーの雄ペンスキーとなるのは明らかで、彼らのバトルはますます激しくなっていくことだろう。

 佐藤琢磨はアンドレッティ・オートスポートへ移籍してここまで3レースを戦い、トップ5フィニッシュが1回、第3戦では9位と、まずまずの安定感を見せている。ランキングは8番手だ。

 4カー体制で得られるデータの活用では、チームメイト3人以上にメリットを得られる。それがセッティング能力に長け、データの解析でも高い能力を発揮する琢磨の強みだ。今後チームに慣れるにつれて、パフォーマンスはさらに上がるだろう。

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