まさかのアロンソ参戦! インディ500とマクラーレンの意外な関係 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano photo by Sutton Motorsport Images/AFLO

 アンドレッティ・オートスポートのオーナー、マイケル・アンドレッティは、かつてF1に参戦していたことがあるが、そのときのチームもマクラーレンだった(1993年)。彼は今回のプロジェクトについて次のように語っている。

「マクラーレン・ホンダとパートナーを組み、フェルナンドを我々のチームの一員として迎えることができることは大変光栄だ。すばらしい5月を迎えるための準備は整っている。インディ500で勝利するという、フェルナンドのキャリアの中で最も大きな目標のひとつを叶えられる舞台を用意する。

 フェルナンドはスーパースピードウェイを走ったことがないが、それについてはまったく心配していない。インディ500は練習走行に費やせる時間が十分にあるので、ルーキーがデビューするのにふさわしい舞台だといえる。それは我々が昨年、証明している。我々はルーキーとともに勝利したのだ(昨年はアレクサンダー・ロッシが優勝)」

 やや心配なのは、アンドレッティ・オートスポート陣営が6台もの大所帯になること。レギュラーシーズンを戦うライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、ロッシ、佐藤琢磨に加え、今年のインディ500にはイギリス人のジャック・ハービーをスポット参戦させることが決まっていた。そこに、さらにアロンソも加わるのだ。

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