こっちのホンダ勢はいける!
インディ開幕戦でいきなり優勝、琢磨は5位

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 その他のホンダ勢では、シュミット・ピーターソン・モータースポーツがジェームズ・ヒンチクリフを予選3位に食い込ませ、レースの序盤をリード。昨年のインディ500でポールポジションを獲得している彼らは、毎年、実力を着々と伸ばしており、今シーズンも躍進が期待されている。
 
 ディフェンディング・チャンピオンのパジェノーは、プラクティスからブレーキのセッティングがうまくいかず、予選は14位と大失敗。しかしレースでは前述の通り、幸運も味方につけてキッチリ2位という好結果を残した。逆に、昨年ランキング2位だったパワーは、ポールポジションを獲得しながら、エンジンのトラブルに見舞われる不運で決勝は19位に沈んだ。

 その他のペンスキー勢を見ると、インディ500は3勝しているがタイトル獲得経験はないベテランのエリオ・カストロネベスは、予選16位から6位フィニッシュと、パジェノー同様、しぶとさを見せた。アメリカ人ファンが大注目している今季加入のジョセフ・ニューガーデンは、予選は4位と頑張ったが、決勝は一度もトップ争いに加わることなく8位でゴールと、目立たなかった。

4 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る