ライバルも祝福。シーズン9人目の勝者は7年ぶりのドヴィツィオーゾ (4ページ目)

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

ドヴィツィオーゾ(左)が冷静なライディングでMotoGP2勝目ドヴィツィオーゾ(左)が冷静なライディングでMotoGP2勝目 序盤の3戦でポイントを取り逃していなければ、今年のドヴィツィオーゾはおそらくロッシ、ロレンソの両名と激しいランキング2位争いを繰り広げていただろう。だが、そこからチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)までは、さらに少しの差があるのもまた、事実だ。

 その差を埋めていくために、ドヴィツィオーゾの指摘する「改善できる余地」の作業を、この冬の間にどれだけ進めることができるのか――。それが、来シーズンのカギを握る。今回の第17戦で彼らが達成した優勝は、その大きな励みと糧になることだろう。

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