ホンダ5位入賞もアロンソは怖い顔。「鈴鹿での大惨敗を忘れるな」 (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

相性のよいコースでダブル入賞(5位・9位)を果たしたマクラーレン・ホンダ相性のよいコースでダブル入賞(5位・9位)を果たしたマクラーレン・ホンダ 鈴鹿での大敗は、MP4-31の弱点が特に強調されるコース特性であるがゆえのものだった、という結論に落ち着いたようだ。しかし、空力・メカニカル・パワーという3大要素のすべてを高いレベルで求める鈴鹿で遅いというのは、F1マシンとして失格の烙印を押されたに等しい。コース特性の異なる場所で好成績を収めたからといって、そのことを忘れてはいけない。

 だからこそ、アロンソは「結果には満足だけど、ペースには満足していない」と語ったのだ。

 今、マクラーレン・ホンダが見詰めるべきは目の前の結果ではなく、2017年という新たな挑戦へ向けた基礎の固め直しなのだから。

■モータースポーツ 記事一覧>>

6 / 6

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る