第100回インディ500予選はホンダ勢優勢。佐藤琢磨も闘志「満タン」 (2ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano   松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 ホンダ勢はレース用ブーストでのプラクティスでも好調だった。記念すべき第100回目のインディ500。アメリカだけでなく、世界の注目度も例年より高い今年のインディ500でホンダは勝つことができるだろうか。ゼネラル・モーターズのシボレーといったらアメリカン・ブランドの代表中の代表。彼らの方が「なんとしてでも勝ちたい!』という思いは強いレースかもしれないが......。

 予選上位のドライバーだけでなく、ホンダ勢ではオリオール・セルビア(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=予選10位、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=予選11位、佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)=予選12位、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)=予選14位といった面々が優勝争いへと加わっていきそうだ。

 グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・ウィズ・セオドール・レーシング)も、予選では失敗したが、レースでは上位に浮上してくるだろう。

 ホンダ勢ではハンター-レイのみがインディ500の優勝経験を持つが、シボレーには過去のウィナーがエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)=予選9位、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=予選17位、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=予選13位、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=予選18位、バディ・ラジア(ラジア・バーンズ・レーシング)=予選32位と、5人もいる。彼らが今年のレースでも活躍することは間違いない。

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