佐藤琢磨も優勝候補に。第100回インディ500のプラクティス開始 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 こちらには33台がエントリーし、走行初日から全員が走り込みをスタートさせた。正午から2時間はルーキー・テスト。午後2時から夕方6時は出場経験者たちにもコースが開放された。

 金曜日までの5日間は、毎日正午から夕方6時まで、出場者たちに6時間ものプラクティス時間が与えられる。時速350km/hを超すハイスピードで接近したまま連続周回を行なうインディ500を戦うためには、空力もサスペンションも、気温、湿度、風向きなどのちょっとした気象の変化にも対応できるようマシンをファインチューニングする必要があり、多くの走行時間が必要なのだ。

 予選は21日(土)と22日(日)の2日間にわたって開催される。そして翌週は、ほとんど走行はなし。クルーたちは細心の注意を払って入念にマシンを組み上げる。決勝前のファイナル・プラクティスは金曜日に行なわれ、土曜日はインディアナポリス中心部でドライバー全員が出席して盛大なパレートが開催される。雰囲気がおおいに盛り上がったところで、500マイルの長いレースにグリーンフラッグは振り下ろされる。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る