【MotoGP】ロレンソ圧勝でロッシと同点。残り7戦は予測不可能に (2ページ目)

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira  photo by YAMAHA MOTOR RACING

 この優勝で、ロレンソはチャンピオンシップポイントを25点加算。一方、ロッシは3位でゴールしたために16点の加算で終わり、9点あった両者の開きがなくなって、ともに年間総獲得点数は211で並んだ。点数は同じでも、優勝回数がロレンソ「5」に対してロッシは「3」であるため、順位はロレンソが上に立つことになった。ロレンソが獲得ポイントで総合トップに立つのは、2013年の開幕戦以来だ。

「ここで勝てば、バレンティーノとの差を詰めることができると考えていたので、レース前は少しプレッシャーも感じていたんだ。今日は2年半ぶりにランキング首位になって、素晴らしい1日になったよ」

 一方、3位でレースを終えたロッシは、思いどおりの速さを発揮できず、3番手スタートからそのままの順位でチェッカーフラッグを受けた。

「スタートもいまひとつだったけれども、今日はレースのリズムが良くなくて、昨日(フリープラクティス)のような調子で走ることができなかった。フロントロースタートだったので、いい走りをできると思っていたんだけどね」と、やや残念そうな表情で全22周のレースを振り返った。

 シーズン残り7戦の攻防に関しては、「紙の上ではホルヘのほうが強いコースもあるし、自分たちが互角に戦えるコースもある。ただ、状況は毎年異なるので、簡単に有利不利は言えない。どのコースが誰に向いている、と考えるのではなく、まずは次戦のシルバーストーン(第12戦イギリスGP)で速く走れるように、寒くても雨でもどんなコンディションでも対応できるように備え、シルバーストーンが終わったら、あらためて次のコースについて考えたい」と長期的な展望を語る。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る